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寝ぐせの王様、ミクジンです
世の中には大きくわけて、涙もろい人と涙もろくない人がいます。
自分はどっちなのかというと、完全無欠の涙もろい人です。
涙もろいっていうとなんか優しいとかいいやつみたいなイメージを持たれがちだけど、全然そんなことはありません。
ただ目の蛇口が緩いだけなんですよ。
目から勝手に水が出てくるだけ。
噴水と同じですね。
ただ出るタイミングが自分でよくわからないし、制御できないのがタマにキズなのです。
たぶんクラシアンにもなおせませんね。
で、 涙もろい人は勝手に目から水が出るので困っちゃう時が結構あります。
その中でも自分が一番困っちゃった時の話を紹介します。
『おばあちゃんの思い出』
突然のカミングアウトですが、オレは『ドラえもん』が大好きなのです。
小さい頃からアニメを欠かさず見ていたし、単行本も映画原作含めて全巻持っていました。
『大晦日だよドラえもん』と春の映画も欠かさず見るほどの好きっぷり。
余談ですが、ドラえもんの単行本は全45巻だけど実は44巻と45巻の間の『44.5巻』というのがあるのです。
それも持ってたほど好き。
うわぁ…余談もほどほどだよ。
とにかく!
ドラえもんが好きなので『人生で初めて結婚したいと思った彼女』と一緒に、毎年春の映画を見に行ってたんです。
あの時見たのは2000年公開の『ドラえもん のび太と太陽王伝説』
同時上映で『おばあちゃんの思い出』というのもやってたんですが…これがヤバかった。
映画館に着くと、周りは親子連れで結構混んでいました。
カップルで見に来てる人達はいなかったのでちょっと浮いてる感はあったけど、コーラとポップコーンを買って席に座りました。
そして上映開始。
最初が『おばあちゃんの思い出』でした。
あらすじはこちらのリンク↓
目から水が…
この映画は完全にノーマークでした。
原作は読んでたのでいい話なのは知っていたけど、映画になって動き出すとこんなにめちゃくちゃいい話になるとは。
もうね、目の蛇口が緩みますよこれは。
見はじめてしばらく経つと、緩んできてるのが分かりました。
そうなったらもう…水は止められない。
これはヤバい!
周りは親子連れだらけ。
子供の笑い声なんかも聞こえます。
大の大人の男のオレが、ドラえもん見て泣いてるのなんか気付かれるわけにはいかない!
涙もろすぎる自分は、涙が出るのを人に見られるのが恥ずかしかったのです。
気付かれる
もちろん右隣に座ってる彼女にもバレるわけにはいきません。
だって、めちゃくちゃバカにされる。
彼女は涙もろくない人だったのです。
その中でも、涙もろい人が泣いてるのを見て大喜びするような血も涙もない人。
オレは必死で隠しました。
右手でほっぺたを支えるように顔をガード。
映画館内は薄暗いし、とりあえず彼女からは見えないはず。
しかしクライマックスが近づくにつれて、オレの目から流れる水の量は増えていきました。
それどころか嗚咽がもれそうに…うっ…うっ。
どんだけいい話なんだよっ!!
心の中で謎の文句を言ったのを覚えてます。
人生で一番映画館で泣いたかもしれません。
そんな中突然。
ほっぺたを支えてた手を隣の彼女に外されました。
彼女「泣いてるの?」
やつに気付かれちまったぁぁぁぁ!
彼女の顔を見ると…めちゃくちゃニヤニヤしてる!
うわっ、ウッザ!
オレ「泣いてないよ」
必死で顔を隠すオレ。
彼女「ちょっと顔見せてみなよ」
無理やり手を外そうとする彼女。
うぜええええ。
なんでそんなに楽しそうなんだよ!
ほっといて!
そんなやり取りをしていたら後の方から、
子供「あのおじさん泣いてるの?」
母「やめなさい!」
子供に気付かれた…。
まだおじさんじゃないし!
そうして映画が終わるまで恥ずかしくてドキドキするハメになったのでした。
ちなみに映画館を出た時、目とその周りが真っ赤でした。
それもまたバカにされたなぁ。
まぁ、そのくらいめちゃくちゃいい話だったんですよね。
また見たいなぁ、今度はひとりで。
最後に
このように、涙もろいと困る時が結構あります。
普通にテレビを見ていても危ない時あるし。
ドキュメンタリーとか危険ですね。
側にいる人が面白がる人だとよけいに危険。
目の蛇口を操る方法があればいいのになぁ。