
キリンよ、汗かいてどうしたの?
昔の恋愛話を書いていたら、いろんなことを思い出したんですよ。
楽しいこと、悲しいこと、怒ったこと等々。
その中からなぜか、『今考えると恥ずかしいこと』を書いてみたいと思いました。
なんでこれ書こうと思ったんだろ…謎だ。
目次
作詞・作曲をする
これはオレが28歳くらいの時の話。
当時付き合って間もない彼女がいました。
彼女の誕生日が近かったオレは、誕生日プレゼントに何が欲しいのか聞きました。
欲しくないものをもらうのは嫌かなーと思うので、プレゼントは聞く派なんです。
彼女「あなたがくれるものならなんでも嬉しいよ。いてくれるだけで幸せ!」
オレ「うぉぉ…じゃあ何か考えてみる!」
やはり付き合いたてですね。
付き合いが長いとなかなかこんなセリフ出てこなくなるものです。
付き合って初期の頃って、会うだけで楽しいし、相手のことばっかり考えちゃうし、全てがハッピーに思える。
当時のオレも、たぶん彼女もそんな感じでした。
しかし、いざなんでもいいと言われると何も思い付かない…。
ほんとに付き合って間もないので、好みとかも全部把握できていなかったのです。
散々考えた結果オレが選んだプレゼントは、
『オリジナル曲をギターで弾き語る』
うわぁ…やめろぉぉぉぉ!!
今の自分が当時の自分を止められたら絶対に止めますね…一番恥ずかしいやつだよ。
高校生くらいからアコースティックギターをちまちまと練習していたので、上手くはないけど弾き語りは少しできたのです。
彼女の誕生日まで約2週間、オレことミクジンの作詞・作曲の作業がはじまりました。
歌詞を載せたかったんですが、紛失してしまったので載せられませんでした。
残念なような、良かったような…。
まぁでも想像通り、めちゃくちゃ恥ずかしい内容に仕上がってましたね。
彼女をベランダへ呼び出す
作詞・作曲をなんとか終え、リハーサルもバカみたいにしました。
ただ問題がひとつ。
どこでお披露目しよう?
そう考えて、なぜあの場所と時間を選んだのかよく覚えてないんですよ。
その場所と時間というのが、彼女のアパートの下で、歌うのは昼間でした。
彼女は2階立てのアパートの2階に住んでいたので、彼女をベランダに呼び出して、自分は1階から彼女を見上げる形で歌おうとしたんですね。
正気ではないですよこれは。
誕生日当日は平日で、歌おうとしてた時間は昼間。
その時間、他の部屋の住人が仕事でいないのは確認してたんだけど…それでもご近所さんは分からないだろっ!
昼間だぞっ!気付け!
あの時の自分にそう言いたい。
恋は盲目というのは本当なんですね。
そして誕生日当日。
その日は彼女のアパートに迎えに行き、一緒にデートをして夕食を食べる予定にしていました。
盲目状態のオレは30分程早くアパートに行き、電話で彼女をベランダに呼び出したのです。
拍手される
ギターを抱えて彼女に「ベランダに出て下を見て!」と電話。
もう心臓が破裂しそうなくらい緊張したのを覚えてます。
ベランダから顔を出す彼女。
彼女「え?え?どうしたのちょっと」
オレ「誕生日プレゼントに歌を作りました。聞いてください」
なぜか敬語になるオレ。
そしてギターを弾きながら歌い始めました。
えぇ…おっきい声で歌っちゃいましたよ。
あぁ、ここで歌詞を載せたかった…。
歌っている間、たぶん恥ずかしいのと緊張で目を閉じてたんだと思います。
そして歌い終わって彼女を見上げました。
パチパチパチパチパチパチ…。
拍手が聞こえたけど、彼女は目を押さえて泣いている様子。
あれ?
何この拍手…。
なんと、オレの周りには3組の母と子供がいて、みんなで拍手をしていました。
母「上手だったよ!」
ほめられた…。
あぁもうあれは恥ずかしかった。
歌詞の内容と歌だけでも恥ずかしいのに、近所の親子にまで聞かれてほめられて…。
あぁだめだ恥ずかしい。
恋は盲目より、モザイクの方がいい。
彼女が目を押さえていたのが、嬉しくて泣いていたのか、恥ずかしくて見てられなかったのかは今だに分かりません。
恋は盲目よりモザイク!うけました。