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寝ぐせの王様、ミクジンです
毎年夏になるとぶらり旅に出かけたくなるのですが、今年はコロナの影響もあって行こうかどうか迷っていました。
しかし緊急事態宣言も解除され、東北については県をまたぐ移動も『可』となったことから出かけてみることにしました。
念のために人が集まりそうなお盆期間を避け、行く場所もなるべく観光施設ではなく、良い景色が見れる場所を優先することにしました。
そんなわけで、山形県酒田市の快活クラブでこれを書いています。
今日は2020年8月26日。
「そんな平日に出かけて会社はどうしたんだ」
そんな声も聞こえてきそうですが、会社はもちろん休みました。
会社勤めは飯を食うためのひとつの手段としか思ってないので、休みたい時は容赦なく休むことにしています。
ちなみに会社には、
「オレが必要ないと思うならバッサリ切ってもらって構いませんので」
と入社時に伝えてあるゆえ、心おきなく休めるというわけです。
ウフフ。
それでは前置きが長くなりましたが、行った場所を記録しておきたいと思います。
羽黒山『国宝』五重塔を見学する
宮城の自宅を出てさぁどこに行こうかと思ったのですが、なんとなく行きたくなったのは山形県でした。
去年の旅行でも書いた気がするけど、山形県は昔住んでいたこともあり、オレにとっては第2の故郷です。
人も自然も食べ物も大好きで、ぶっちゃけ地元の宮城よりも山形の方が故郷って感じがします。
この日、山形の気温は35℃にもなっていてすごく暑かったけど、オレはルンルン気分で車を走らせました。
そして約3時間後に着いたのが、山形県鶴岡市羽黒町にある羽黒山の『国宝』五重塔が見れる場所です。
うーん、すぐ近くに無料駐車場もあってすごく助かります。
「なぜ急にそこに行ったんだ君は」
そう問われても「なんとなく」としか言いようがなくて申し訳ないんだけど、歴史あるものが好きなので興味をひかれたのでした。
オレの旅はほぼノープランです。
ははぁ、なるほど…。
おもむきのある門をくぐり、参道を歩いていきます。
この日は平日ということもあってかほとんど人がいなくて、「密を避ける作戦成功だ!」とひそかに思いました。
はりつめ杉やで…。
さっそくステキな大木の登場です。
ちなみに「はりつめ杉やで…」とは、オレの大好きな映画『もののけ姫』に出てきそうな木だなぁ、という意味です(どうでもいい)
いい景色だなぁ。
道がしっかりしていて歩きやすいのですが、その周りは人が足を踏み入れていない…というか踏み入ってはいけないような神聖な感じがしました。
あぁ、こんな場所好きだなぁ。
それにしても…。
神社の数がおどげでねえ!
ここ全体で何神社と言ったらいいのか分からないほど、神社がたくさんありました。
全部はちょっと大変なのでそのいくつかに参拝し、ついでに、
「すっげえ1年になりますように」
というお祈りをしました。
途中には注連縄(しめなわ)が巻かれた大きな杉の木がありました。
バカな…。
樹齢1000年を超えるというその杉の名前はなんと『爺(じじ)スギ』
なぜ爺なんだ。
かつて付近には『婆スギ』もあったそうですが、1902年の暴風で倒れてしまったそうです。
爺スギよ、婆がいなくなってもお前はしっかりそこに立っているんだね。
寂しくはないのかな。
きっとここに来るオレみたいな人を、たくさん見てきたんだろうなぁ。
オレも生きてるうちはしっかり立って、いろんなものを見ていかなきゃならないんだと思う。
お前みたいにできるかな。
そんなことを考えて、爺スギをあとにしました。
うおおおおお!
少し歩くとお目当ての『国宝』五重塔が見えてきました。
なんだかよく分からないけど興奮。
なんじゃこれすげえ!
何がすげえのか説明できないけど、とにかく作りがすごくて雰囲気もすごいなぁと思いました。
この塔は931年〜947年の間に平将門か、その娘である如蔵尼(にょぞうに)が建立したとされているそうです。
将門さんこんなとこにまで来てたって、なんだかすげえなぁ。
そして娘さんの名前もなんだかすげえなぁ…と思ったのでした。
1000年以上も前に造られたものが目の前にあるというのは、とても不思議な気持ちになります。
このブログが1000年後に残っているのかは分からないけど、これを見た誰かが「なんだかすげえなぁ」と思ってくれたら、オレはそれで満足です。
…感想が下手くそすぎる
とうげの味処『大川商店』
五重塔を見たあとは、すぐ近くにあるとうげの味処『大川商店』さんに寄りました。
入るまで全然知らなかったのですが、ここは『出川哲郎の充電させてらえませんか?』で、出川さんとみやぞんさんが訪れた場所みたいです。
うめええええ!
板蕎麦とおにぎりセットを食べましたが、すごく美味しかったです。
蕎麦ももちろん美味しかったけど、おにぎりがとてつもなく美味しくて、添えてあるしそ巻きと謎の茶色い植物(名前が分からない)がびっくりするほど美味しいハーモニーを奏でていました。
こいつ美味しいしか言ってねえ…
ああ、静かで食べ物も美味しいし本当に良いところだなぁ。
来てよかったなぁ。