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寝ぐせの王様、ミクジンです
前に20代の頃の恋愛の話を書いたんですが、
書いているうちに、いろんなことを思い出しました。
『恋は盲目』なんて言葉がありますが、恋愛中に本気でやったことが、あとから考えるととんでもなく恥ずかしいことだったなんてこともあります。
今回はオレが実際にやっちまった、恥ずかしかった話を書いてみたいと思います。
作詞・作曲を手がける
これはオレが20代の話。
当時彼女がいたんですが、彼女の誕生日が近かったオレは、プレゼントに何が欲しいのか聞きました。
欲しくないものをもらうのは嫌かなーと思うので、プレゼントは聞く派なんです。
彼女はこう答えました。
あなたがくれるものならなんでも嬉しいよ。いてくれるだけで幸せ!
うぉおおお!!オレにまかせろ!!
この時点でもう恥ずかしさ満載な気がしますが…いざなんでもいいと言われると何も思い付かない自分がいました。
しかしどうにかして喜ばせたいと思ったオレは、とんでもないプレゼントを思い付きました。
それが…
『オリジナル曲をギターで弾き語る』
うわぁ…やめろぉぉぉぉ!!
当時の自分を止められるとしたら絶対に止めますね…一番恥ずかしいやつだよ。
高校生くらいからアコースティックギターをちまちまと練習していたせいで、こんなことを思いついてしまったんだと思います。
そんなわけで、オレことミクジンの作詞・作曲の作業がはじまりました。
彼女をベランダへ呼び出す
彼女の誕生日までの2週間で作詞・作曲をなんとか終え、リハーサルもバカみたいにしました。
ただ問題がひとつ。
いつどこでお披露目しよう?
散々悩んだあげくオレが考えたのは、『誕生日に彼女のアパートに行き、ベランダに呼び出して下から歌う』という、とんでもない作戦でした。
彼女はアパートの2階に住んでいたので、彼女をベランダに呼び出して、自分は1階から彼女を見上げる形で歌おうとしたんですね。
正気ではないですよこれは…
ちなみに誕生日当日は平日で、歌おうとしてた時間は昼間の時間帯です。
その時間、他の部屋の住人が仕事でいないのは確認してたので、たぶん他の人には見られないだろうという計算もありました。
そして誕生日当日。
オレはめちゃくちゃドキドキしながら彼女のアパートに行き、震える手で彼女に電話をかけました。
拍手される
ギターを抱えながら「ベランダに出て下を見て!」と電話で彼女を呼び出すオレ。
「え?え?」と戸惑いながらも、ベランダから顔を出す彼女。
彼女「ちょっとどうしたの?え?」
オレ「誕生日プレゼントに歌を作りました。聞いてください」
なぜか敬語になるオレ。
そしてギターを弾きながら歌い始めました。
えぇ、そりゃもうおっきい声で歌っちゃいましたよ
書いていた紙を失くしたので歌詞は詳しく覚えてないけど、恥ずかしすぎるラブソングだったのは覚えてます。
オレはたぶん恥ずかしいのと緊張で、目を閉じて歌っていました。
そうしてついに最後まで歌いあげました。
パチパチパチパチパチ!!
拍手が聞こえました。
目を開けて見上げると、彼女が両手で顔を覆っているのが見え、「感動して泣いているのかな?」と一瞬思ったのですが…。
パチパチパチパチパチ!!
鳴り止まない拍手。
あれ?
彼女は両手で顔を覆っているはずなのに、なんなのこの拍手は…。
よくよく見ると、オレの周りには3組の母と子供がいて、みんなで拍手をしていました。
「上手だったよ!」
拍手とともに投げかけられる、お褒めの言葉の数々。
オレはというと、恥ずかしすぎて一瞬で顔が熱くなり、顔を真っ赤にして頭をかくしかありませんでした。
そして再び上を見上げると、ベランダにはもう、彼女の姿はありませんでした…。
顔を両手で覆っていたのは、恥ずかしすぎたからだそうです
最後に
いやぁ、あれは恥ずかしかった。
歌詞の内容と歌だけでも恥ずかしいのに、近所の親子にまで聞かれて褒められて…。
あぁだめだ恥ずかしい。
恋は盲目よりモザイクの方がいいですねこりゃ
恋は盲目よりモザイク!うけました。