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寝ぐせの王様、ミクジンです
この記事は、オレの心に響いたものを勝手に紹介して書きまくるワガママシリーズです。
『8年越しの花嫁〜奇跡の実話〜』
映画館では観れなかったんだけど、やっと観ることができました。
この作品は、予告編を初めて観た時にすでに泣いてしまうという、人生史上初の偉業を達成した作品です。
まさか予告編で泣くとは思ってなかったので、正直びびりました。
そして近くにいた人は引いてました…
そんなことになったのも、たぶん自分の体験と重なる部分があったからじゃないかなぁと思うんですよね。
この映画は実際に観て欲しいので、映画の紹介とともに、できるだけネタバレしないように自分の感じたことを書き殴りたいと思います。
『8年越しの花嫁』基本情報
2017年12月16日公開。
本編約119分。
監督:瀬々敬久
脚本:岡田惠和
主題歌:back number『瞬き』
主なキャスト
- 西澤尚志(ひさし):佐藤健
- 中原麻衣:土屋太鳳
- 中原初美:薬師丸ひろ子
- 中原浩二:杉本哲太
- 柴田:北村一輝
- 室田浩輔:浜野謙太
簡単なあらすじ
結婚を約束し幸せの絶頂にいた20代のカップル・尚志と麻衣。しかし結婚式の3カ月前、麻衣が原因不明の病に倒れ昏睡状態に陥ってしまう。尚志はそれから毎朝、出勤前に病院に通って麻衣の回復を祈り続ける。数年後、麻衣は少しずつ意識を取り戻すが、記憶障害により尚志に関する記憶を失っていた。2人の思い出の場所に連れて行っても麻衣は尚志を思い出せず、尚志は自分の存在が麻衣の負担になっているのではと考え別れを決意するが……。
8年越しの花嫁 奇跡の実話 : 作品情報 – 映画.com
実話をもとに作られた映画
この映画は実話を元にして作られました。
実際の2人と結婚式の映像があるので、気になった方は見てみてください。
この映像だけで出ましたよ水が…。
映画『8年越しの花嫁』の感想
恋愛っていいなぁと思った
優しすぎで積極的じゃなさそうな尚志と、やたら積極的な麻衣。
2人は正反対の性格に見えたけど、だからこそ惹かれあったように見えました。
そんな2人が出会ってから結婚を約束するまでの部分は、とても幸せそうで、見ていてすごく微笑ましかったなぁ。
途中出てくる夜景の風景なんか、自分もあんな夜景見に行ったなぁと思い出すところがあって、いろんなことを思い出させてくれるシーンでした。
自分だけじゃなくて、あんな夜景を見に行った記憶のある人は多いんじゃないかな。
恋愛っていいなぁって思いました。
そして人を好きになることは、こんなにも幸せな気持ちになるんだってことを思い出させてくれたような気がします。
誰も悪くないなんて理不尽だ
結婚の3ヶ月前というタイミングで、麻衣は突然の病に倒れて昏睡状態に陥ります。
突然奪われる幸せな時間。
その後、昏睡状態にある麻衣の浮腫んだ顔や虚ろな目、そして意識とは関係なく動いている手足などがとてもリアルに見えて痛々しかった。
それを見て、自分の母親のことを思い出しました。
毎日お見舞いに行ったけど、お母は結局、そのまま亡くなってしまいました。
病気は違うんだけど、なんだかうちのお母と麻衣を重ねて見てしまって、どうしようもなく泣いてしまいました。
理不尽だけど、理由なんか分からないけど、麻衣やうちのお母みたいに突然すべてを奪われてしまう人がいるのは確かなんですよね。
たぶん誰のせいでもないんだけど、だからこそ本人も、家族も、仲のいいみんなも、どうしたらいいのか分からなくて苦しむ。
誰を責めればいいのか分からないなんて、誰も悪くないなんて、本当に理不尽だ。
幸せだと実感できることの幸せ
意識の戻らない恋人を、あなたは何年待てますか
この映画にはそんなキャッチコピーが付いてますが、いろんな理不尽を乗り越えて、麻衣と尚志は最後に結ばれます。
結婚までに8年…とてつもなく長い時間だと思いますが、結ばれることができたのには、「結婚の約束をしたから」ということ以外にも理由があるんじゃないかと思いました。
病気の直前、麻衣と尚志は幸せでした。
それが重要だったんじゃないかなぁと。
困難がある前に、お互いにちゃんと幸せを感じていたからこそ、長い年月を耐えることができたんじゃないかと思うんです。
あの幸せを取り戻したい。
麻衣をまた幸せにしてあげたい。
笑顔が見たい。
尚志がそう思って、先の見えない状態にも関わらず麻衣に長い年月を捧げられたのも、一緒にいた時間がとても幸せだったからじゃないのかな。
これがたいして幸せと感じることもなく過ごしていたら、こんなにも長い年月を毎日麻衣に捧げるなんてできるわけがないと思います。
ただ好きってだけでは無理です。
血の繋がった家族だってぶっちゃけ難しいところがありますからね、そんな長い年月を毎日なんて。
家族でもなく、幸せでもなかったなら、いつか重くなる日がくる。
恋人が自分の記憶をなくしてしまっていたとしたら、なおさらそうだと思います。
だから2人が結ばれたのは、もちろん尚志の一途な性格もあるけど、やっぱりお互いに幸せを感じてたからだと思うんです。
記憶をなくした麻衣も、後半でそれを確認できたから…ってこれは詳しく書いていいのか分からないのでやめておきます。
とにかく、幸せを感じるってことはそれ自体が幸せなことだし、それができるとすごく力が出るものなんだなぁと思いました。
全力で好きで、幸せを実感できた時間があったからこそ起きた奇跡だと思うし、奇跡を起こしたくて精一杯やった結果がこの奇跡だと思います。
今日の幸せを大切に
この映画を見て自分が思ったのは、理不尽なことは確かにあるけど、だからこそ今日の幸せを大切にしたいということでした。
人間なんていつどうなるか分かりません。
残り時間なんて誰にも分からない。
だから幸せじゃないと感じているなら、幸せになるように動かないともったいない。
でも幸せって失ってから気付いたりするのも多いんですよね。
慣れると幸せが『普通』になってたりする。
いざ病気なんかで日常を失うと、『普通に生活してた退屈な日常』が実は幸せだったことに気付いたりします。
恋愛もそうかもなぁ。
ただ一緒に飯を作って食べたり、昼寝したり、買い物行ったりしてたことがどれだけ幸せだったのか、失ってから気付くことが多いような気がします。
一見なんてことのない日々を、でも本当は幸せな日常を、今を。
これからは大切にしたいなと思いました。
尚志と麻衣は、病気になる前のそんな日常を本当に幸せだと感じてたんだろうなぁ。
そんなふうに毎日を過ごしたい。
最後に
『8年越しの花嫁』では2人が結ばれてハッピーエンドで終わりました。
でも現実には理不尽なことはあっても、ハッピーエンドなんてそんなにありません。
「うまくいくさ!」とか口では言ってても、頭のどこかで「どうしようもない」と言う自分が邪魔をして諦めそうになる。
だからこの映画が実話で、それもハッピーエンドで終わってくれて本当に嬉しいです。
奇跡って本当に起こるんだと知りました。
いい映画だったなぁ。
しかし気付いたら参考になるかどうか分からないことばかり書き殴ってましたね…。
まぁいっか!
お2人とも幸せになって欲しいですね。
オレも負けねえ
【原作本】『キミの目が覚めたなら』
この映画には原作本があります。
『キミの目が覚めたなら』
著作者は中原尚志さん、麻衣さんです。
最初にその本が出てから映画化となったわけですが、原作本が出るきっかけとなったのは1本の動画でした。
式場運営会社がYouTubeに投稿した『8年越しの結婚式』という動画。
この動画が拡散され話題となり、原作の本が作られたそうです。
原作本は結婚式の3ヶ月前に麻衣さんが病に倒れ、そこから8年の歳月を経て結婚式を迎えるまでをまとめたノンフィクションです。
それにしてもブログ書きながら動画観て何回泣くんだオレは…。
わたしも去年劇場でみました、号泣でした、、しばらく主題歌を
エンドレスに聴いては思い出し泣き の繰り返しでしたww
ほんとうにいい曲ですっ!!わたしもだいすきです〜
いまでもたまに聴きます(^ ^)
id:maco36さんコメントありがとうございます(^_^)
オレも号泣しすぎて目がちょっと腫れるくらいでした!
主題歌は今でも自宅で聴きまくってますし、車に乗ると熱唱して目頭が熱くなったりします(笑)
「奇跡は起こるんじゃない、起こすんだ」
ってどこかで聞いたことがあるけど、映画を見て本当にその通りだなぁと思いました。
いい映画でしたね(^_^)