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寝ぐせの王様、ミクジンです
子供の頃から『霊幻道士』という映画が大好きで、今だに新作が出ると誰よりも興奮して借りてしまうのですが…。
また出ましたよ新作が…!
その名も『霊幻道士Q』
一体なんの略なんだQ!
TSUTAYAで発見した時はまるで子供のようにワクワクドキドキして借りたのですが、実際に観てみたら腹を抱えて笑いました。
何がそんなにオレのツボをとらえたのか、ネタバレも少しだけ含めて感想などを書いてみたいと思います。
霊幻道士Q
2018年11月27日公開。
本編約88分。
制作国:中国
監督:リッキー・リュウ
脚本:モー・ワンジュン
出演者
- チン・シュウホウ
- シェ・ユンシャン
- シュ・ユアンハオ
- ホン・ユエン
- ツォン・ユーリエン
簡単なあらすじ
モンチョイとチュウサムという2人の弟子を持つハオ道士。
もっぱらキョンシーだけを相手にしていたハオ道士だったが、時代は変わり、最近では得体の知れない妖怪退治にも借り出されていた。
特に最近街に出現し、男たちを惑わす妖艶な女の姿をした蛇の妖怪には手を焼いていた。
しかしその妖怪の背後には、さらなる凶悪な呪術の使い手、大蛇道士がいることがわかり…。
大蛇道士はキョンシーたちを操り、人間を襲いだす!!
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映画を観た感想
『霊幻道士』を思わせる場面
今作は『霊幻道士7 ラストアクションキョンシー』の正当な続編で、最初の作品『霊幻道士』の監督だったリッキー・リュウが再び監督を務めた作品。
しかも『霊幻道士』で道士の弟子役だったチン・シュウホウが今回道士役ということで、
こりゃ見るしかねぇ!
と思ったわけです。
『霊幻道士』シリーズを知らない人にとっては完全に「なんのこっちゃ」ですけどね…。
実際に観てみるとあちこちに『霊幻道士』を思わせる場面が登場しています。
道士の弟子の名前がモンチョイとチュウサムだったり、男を惑わせる妖艶な女妖怪が出てきたり、キョンシーを前に息を止めるも脇腹をつつかれて吐き出しちゃうシーンがあったり。
それとシリーズ伝統(?)のわけが分からないお笑いシーンも豊富に用意されてます。
相変わらず先が読めない笑いで置いてかれてる感がすごかったです(褒め言葉)
考えてる人すげえ。
でもちょっとお笑いシーンの割合が多すぎる印象があって、術などのバトルシーンはもう少し観たかったし、シリアスな場面を少し増やしてもよかったなぁと思いました。
摩訶不思議な世界観とかっこいいバトルの中にちょろっと入るお笑い要素が『霊幻道士』の魅力だと思うので、その点で今作はお笑い要素が多くて物足りなさを感じるかもです。
頂点に立つ大蛇道士
先が読めない笑いで置いてかれてる感がすごいと書きましたが、その頂点に立つのが副題にもなっている大蛇道士でした。
時代設定的には結構昔の中国だと思うのですが、その時代に妖怪だのキョンシーだのが出てきた末に現れるラスボス、大蛇道士。
しかし現れたその姿を見てみると…。
ムエタイの人でした…
どっからどう見てもムエタイの人。
あまりのムエタイぶりに大蛇部分はどこなのか2度見したほどです。
画像が載せられないのが残念すぎる…!
大蛇道士だというからもっと中国的な雰囲気のかっこいい道士の服を着た人を想像してたのですが、良い意味で完全に裏切られました。
そうきたか…!
類まれなる置いてけぼりです。
ここまで置いてかれたのは初めてかも。
あまりの衝撃と疑いようのないムエタイぶりに見た瞬間に大爆笑しました。
腹痛すぎで見れなくてしばらく動画ストップしちゃいましたよごめんなさい。
爆笑したのがオレだけでないことを祈ります。
ちなみにDVDの表紙を後でよく見たら、大蛇道士の関係者がしっかり写っててもう一度爆笑しました。
最後に
そんなわけで光の速さで置いてかれる今作ではありましたが、『霊幻道士』らしさがたっぷり詰まっていて最後まで楽しく見ることができました。
最後の展開を見る限りおそらく次回作も出ると思うので、いろんな意味で楽しみにしたいと思いますウフフ。