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【漫画の名言】タコハ「自分を許してやんな…大きな声で…」『双亡亭壊すべし』3巻

ミクジン
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寝ぐせの王様、ミクジンです

この記事はオレの心に響いたものを勝手に書きなぐるシリーズです。

今回は藤田和日郎さんの漫画『双亡亭壊すべし』第3巻より、紅(くれない)に言ったタコハのセリフです。

自分を許してやんな…大きな声で

紅は子供の頃、親から「留守中に弟の緑朗(ろくろう)の面倒をみて、洗濯物にアイロンをかけておいて」と頼まれました。

出典:藤田和日郎『双亡亭壊すべし』第3巻

ところがアイロンをかけたまま他の事に夢中になってしまい、火事がおきてしまいます。

幸い紅も緑朗も助かりはしましたが、緑朗は背中に大火傷を負い、現在も大きな傷跡が残っています。

紅は自分のせいでそうなった弟に、ずっとそばに居て謝り続けていかなければならないと思っていました。

出典:藤田和日郎『双亡亭壊すべし』第3巻

そこを『侵略者』付け込まれ、紅は心をぐちゃぐちゃにされてしまいます。

『そばにいて謝り続けたいのは、世話をやいて罪を償いたいから』

『それが自分にとって楽だから』

『その方が都合がいいから』

『卑怯者』

心を壊されかける紅。

しかしそこでタコハは言いました。

出典:藤田和日郎『双亡亭壊すべし』第3巻
出典:藤田和日郎『双亡亭壊すべし』第3巻

強い人間ばかりじゃない

きっと誰にでも、やりなおしたい過去があると思います。

それがずっと引きずってしまうような過去なら本当に苦しい。

でも当たり前だけど、どんなに望んでも過去をやり直すことはできません。

ずっとその過去にとらわれて苦しんで生きていく覚悟があるのなら別だけど、人間なかなかそんな強い人ばっかりじゃない。

だからもし誰にも許されないような過去でも、自分だけは許してあげなきゃ苦しすぎて生きていくことなんか無理だと思います。

自分で自分をどうしても許せなければ、たぶん苦しすぎて最後には死を選んでしまう。

自分は昔、失恋したことがありました。

別れたショックでわけが分からなくなって、いつの間にかギャンブルにのめり込んでいたあの時期。

気が付けば結婚のために貯めていたお金もなくなり、借金までしていました。

恋人を失い、恋愛していた過程で仕事も住む場所も失い、お金もなくなった。

残ったのは借金だけ。

何もかも失い、落ちるとこまで落ちた自分が恥ずかしくて、みんなに申し訳なくてどうしようもなく自分が許せなかった。

こんなクソ人間は生きている価値がないと本気で考えて、誰にも言わず生きることをやめようとしました。

自分で分かってればいい

でもあることがきっかけで、思い直すことができたんです。

今思えばほんのささいなことだったけど、一瞬にして考えが変わった。

その時に思いました。

『自分は本当にダメな人間だ。

それは間違いないしどうしようもない。

やっちまったことは変えられないけど、でもこれからどうするかは選べるじゃないか。

だったらマシになるように生きてやる』

これはもしかしたら自分に都合のいいように思っただけなのかもしれません。

本当にマシになるかなんて分からない。

でも自分だけは自分を許してあげないと、何もできないし、先になんか進めるわけがありません。

どっちにしろ過去は変えられない。

苦しんでようが何しようが同じです。

だったらもう開き直るしかないんですよ。

あんなに苦しかったのは自分が弱くて、そんな自分を責めていたから。

人間やってりゃ、いろんなことがあって弱くなっちゃうこともあります。

それはもう仕方のない。

だったら「自分はもうやっちまったんだから仕方ない」と受け入れて、これからどうすればいいかを考えればいい。

誰にも許してもらえなくてもいい。

自分がどんだけダメなやつなのか、自分で分かってるならそれでいいんです。

あとはやるだけです。

おかげで今では借金も自分で全部返し、スッキリしたもんです。

その気になりゃなんとかなるもんだ。

今も自分で思うことがあります。

オレはどうしようもなくダメなやつだ。

でもね、それでもいいと思うんだ。

ダメな自分も、そうじゃない自分も、どちらも間違いなく自分自身だから。

どっちも受け入れて生きていく。

もうツラくて弱かった自分にゃぜってえ負けてやらねえ。

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