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寝ぐせの王様、ミクジンです
この記事は、オレの心に響いたものを紹介して思ったことを書きなぐるワガママシリーズです。
サンボマスターという大好きなバンドがいるんですが、最近「ロックンロール イズ ノットデッド」という曲にハマっています。
「ロックンロール イズ ノットデッド」
この曲の中で一番好きな歌詞が、
生きてみたいから生きてみたい
死んで花実など咲くものかよ
ロックンロール イズ ノットデッド
という部分。
これがなんだかすごく刺さって、それがなぜなのか、考えながら何度も聴きました。
そうしているうちに、なんだか少しだけ分かった気がしたんです。
もちろんこれは、オレの勝手な解釈だってことは分かってますが…。
この曲は、「もうひとりの自分」に向けて叫んでいる歌。
そしてあの歌詞は、あの頃のもうひとりのオレが叫んでいた言葉なんじゃないかと。
もうひとりの自分
このブログで何度も書いていますが、オレは精神的にどん底の底まで落ち、「消えてしまいたい」と思っていた時期がありました。
どうしようもねえ自分。
情けねえ自分。
なんにもねえ自分。
生きてても仕方ねえ自分。
そんな自分が本気で嫌になっていたし、そんなこと関係なく勝手に進んでいく時間が、この世が、本当に嫌いだった。
そんな世界から消えるため、オレはその手段を実行しようとしてしまったんです。
だけどその瞬間、最後の一歩が踏み出せず、身体が動かなくなっている自分がいました。
こんなに消えたいのに。
こんなに終わらせたいのに。
最後の最後まで、なんでオレはこんなに情けねえんだ。
あの時はめちゃくちゃ自分を責めたし、謎の涙が溢れてグチャグチャになった。
それでも結局、身体が動いてくれることはありませんでした。
今だから言えるけど、ほんとに動かなくてよかったと思う。
当時は「トドメを刺せない自分が情けない」と思い、さらに落ちたりもしたんですが…。
あの時身体が動かなかったのはきっと、「もうひとりの自分」が大声で叫び、止めてくれたからだと思います。
「もうひとりの自分」はきっと、こう叫んでいたと思う。
ほんとはやりたくねえくせに、なにやってんだてめえは。
確かにお前のやりたいこと、大事なものはなくなったかもしんねえ。
だからもう、いっそのこと消えたくなるのも分からなくはねえ。
でもお前が本当にやりたいのは「消えてなくなる」ことなんかじゃねえ。
「また笑って生きれるようになりたい」ってことだろうがボケが!!
生きてみたいから生きてみたい
死んで花実など咲くものかよ
ロックンロール イズ ノットデッド
この歌詞を見ていたらあの頃を思い出してきて、「もうひとりの自分」に対する感謝でいっぱいになりました。
ありがとな
失敗や不幸な出来事で心に負荷がかかった時、人は自分のダメな部分を探そうとします。
それは時に、ものごとを解決の方向に導いてくれるし、貴重な経験値として未来に活かせることもある。
でもあまりに負荷が大きい場合、ダメすぎる自分を修復不能と決めつけ、存在を消してしまいたくなる。
そんな状態になってしまった時でも、他に何も見えなくなっていても、やっぱり「もうひとりの自分」はすぐそばにいます。
「消えるんじゃねえ」と大声で叫び、どん底まで落ちた自分を救おうと必死になっている。
だって「ほんとは消えたくない」って分かってるから、それに気づいて欲しくて、アホみたいな大声で叫んでるんです。
それが分かった今だからかなぁ、曲を聴いていると涙が出ます。
君の不安を終わらせにきた
ロックンロール イズ ノットデッド
君も僕もくたばるものかよ
こんなに叫んでたのに、なんでオレは気づかなかったんだろう。
必死で耳を塞いで、自分の声まで聞こえないようにして。
それでもさ。
諦めないで叫び続けてくれたから、今こうしてブログを書いてるよ。
毎日笑って生きてるよ。
ありがとな。
くたばってたまるかよ!
なんか気づいたらまた、曲の内容そっちのけでわけ分からんこと書きまくってましたが…。
オレが曲を聴いて感じたのは、
「もうひとりの自分」はいつでもそばにいる
ってことです。
嬉しい時も、悲しい時も、怒った時も、落ちすぎてもう上がれないと思った時でも。
あいつはすぐそばにいて、本当のことを教えてくれます。
それは時に理性で抑えた方がいいものだったりもするけど、それでも「本当のこと」なのは間違いありません。
そしてあいつは、あいつだけは、絶対にいなくなることはありません。
だからあいつの声を、しっかり聞いてやろうと思う今日この頃です。
あいつは今も叫んでます。
お前が本当にやりたいのは「消えてなくなる」ことなんかじゃねえ。
「また笑って生きれるようになりたい」ってことだろうがよボケが!!
そんなに叫ばなくても、ちゃんと聞いてるし分かってるよ。
相変わらずダメ人間てのは認めるけどさ、それでも笑っていたいんだ。
お前があんまりうるせえもんだから、「本当のこと」はもう分かってる。
だから笑ってやるさ。
意地でも消えてなんかやらねえ。
くたばってたまるかよ!