高校新卒で就職した会社でいじめにあった話。どんなに努力してもムダなことはある

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ミクジン
ミクジン

寝ぐせの王様、ミクジンです

4月は新入社員が入ってくる季節。

この時期になると、期待と不安に満ちたピチピチの若い彼らを見てなんだか微笑んでしまう自分がいるのだけど、同時に自分が新卒で就職した時の出来事を思い出します。

オレは高卒で就職しているのですが、初めて就職した会社でいじめにあいました。

結局その会社は別の理由で辞めることになるのですが、いじめと思われるそれは就職してから転勤するまでの1年半くらい続きました。

よく耐えたもんだなぁって今は思うけど、当時は「会社に、社会に馴染めない自分はダメなやつなのかな」とか考えて、精神的にだいぶしんどかったのを覚えてます。

たぶん時代が変わっても、同じように悩む人たちはいるんじゃないかな。

この記事ではどんないじめにあっていて、どんな風に過ごしたのかを書いてみたいと思います。

参考になるかは分からないけど、誰かの役に立ったらいいなあなんて思います。

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初っぱなから無視される

オレが就職したのは大企業のグループ会社でした。

内定をもらった時には周りの人から、

「絶対に潰れないから安心だね」

なんて言われたのを覚えてます。

確かに会社は潰れないかもしれないけど、

心は潰れそうだった

まぁそれは置いといて…。

高校を卒業し、入社式を終えた後は仕事で必要となる資格を取得するために、会社指定の研修センターに通いました。

そこで約1ヶ月かけて資格を取り、ようやく配属された部署は電車の車両などの解体作業を行う現場。

「現場には連絡しておいたから、当日は作業着持って直接行ってね」

本社の人からそう言われ、初出勤の前の日は緊張してほとんど眠れませんでした。

就職して初めての本格的な仕事ということで、初日はめちゃくちゃ緊張して現場に入りました。

気合いが入りまくったせいか、本社の人に言われていた時間より40分くらい早く現場に着いてた記憶があります。

まだ誰もいない現場でしたが、とりあえず作業着に着替えて少し待っていると、ちらほらと先輩たちが出勤してきました。

ちょっとコワモテの先輩たちにちょっとドキドキしましたが、まずは先輩たちに朝の挨拶。

「おはようございます!今日からこちらに配属されました。よろしくお願いします!」

ところが…。

いきなりの無視。

オレが配属された部署には7人ほどの先輩がいたのですが、オール無視でした。

そして目も合わせてくれない彼ら。

オレを無視して通り過ぎ、他の同僚たちと楽しそうに話す先輩たち。

まさか…見えてないのか?

一瞬まじでそう思うくらいの無視でした。

何かまずいことしたのかな…?

よく分からないままものすげえ不安な気持ちになりましたが、仕事が始まれば、教えてもらいながら会話もできるだろうと自分に言い聞かせました。

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透明人間な初日

やがて現場のリーダーとおぼしき人から「やるよー」という言葉があり、仕事が始まりました。

あれ?

オレの紹介とかないの?

朝の挨拶を無視され、オレの紹介もないまま先輩のみなさんは仕事を開始。

違う会社に来ちまったのか?と思うほどのスルーっぷりに焦りました。

この時点でまだ誰とも言葉を交わしてません。

どうしていいか分からないので、リーダーとおぼしき人に話しかけました。

「あの…オレはどうすればいいですか?」

「………。あぁ、とりあえず見てて」

めんどくさそうに答えるリーダー。

会社は間違ってなかったみたいだけど、その態度にもう完全にびびってました。

その後は言われた通り、先輩たちの仕事をただ見てました。

今思えば誰の何を見てたらいいのかもよく分かりませんでしたが、びびって何も考えられなくなってました。

そして40分くらい経った頃、リーダーが近寄ってきてぶっきらぼうに言いました。

「見てるだけ?やらねーの?」

え…何を?

心の中でそう思いながらオレは言いました。

「初めてで何をしたらいいか分からないので…教えてください」

「……見て覚えたら?」

そう言っていなくなるリーダー。

この時、オレはたぶん泣きそうな顔をしていたんじゃないかと思います。

確かこの後、結局誰とも話さず何もしないまま初日が終わりました。

ちなみに休憩中にはがんばって話しかけましたが、これもオール無視され完全に孤立。

誰も何ひとつ教えてくれないので、トイレや休憩室は先輩の誰かにコソコソ付いていって覚えました。

初日はまるで、自分が透明人間にでもなっているかのようでした。

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「触んな」

初日があまりにもひどかったので、帰ってからは次の日が憂鬱で仕方ありませんでした。

先輩たちの名前すらまだ知らない、何も教えてもらえない、完全に無視される。

オレは何しにあそこに行くんだろう。

でも辞めたいとかいう気持ちはなかった。

一生世話になる会社なんだから、なんとかして食い付いていかなくては…みたいなことを考えてました。

みんな同じような苦労をして大人になっていくもんだ、と思ってたのもありました。

そして若くてひよこだったので、この現状は自分の何かが悪いからだと考えてました。

まじめだったなおい。

明日はもっと積極的に話しかけてみよう。

そのうち認めてもらえるかもしれない。

そんなことを考えながら、初日の前の晩とは違う気持ちの眠れない夜を過ごしました。

そして次の日。

この日も挨拶はもちろん、どんなに話しかけても無視され続けました。

リーダーも初日のように何か言ってくることもなく、ただ見てるだけの状態。

たまに勇気を出して動いても、

「触んな」

「邪魔だ」

とキレられるので何もできずにいました。

「やらねーの?」「触んな」という相反する言葉にどうしていいか分からずです。

この日もただ仕事を見て終了。

3日目も4日目も同じような状態でした。

自分の何が悪いのかまったく分からず、みんなに無視され教えてもらえず、たまに動くとキレられ、ただ精神的に苦しい場所にいるだけ。

今思えば拷問ですねこりゃ。

ただ、日が経つごとにびびる気持ちは少なくなったような気がします。

凄まじい居心地の悪さを感じながらも、人間ってのはその環境にだんだん慣れてくるもんなのかもしれません。

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キレる5日目

そして5日目。

今日が終われば休みという気持ちがあったからか分かりませんが、この日のオレはちょっと違いました。

もうなんというか、つまんなかった。

やることが何もないんだもの。

無視されるかキレられるかだけ。

そうしているうちにだんだん腹が立ってきて、「やってやんよ」とか思い始めました。

オレがいたのは解体作業の現場なので、でけえハンマーやらボルトやらを使ったりもするし、下手すりゃ人が大けがを負ったりするのも簡単です。

新人をちゃんと育てないとどうなるか、教えてあげないといけないのかもしれないな。

なんなんだよこの会社はよ。

やってやんよ。

教えてくれねーなら何が起こっても知らねーからな?

責任取るのがてめえの仕事だっつーことを教えてやるよクソリーダー。

たぶんキレたんだと思います。

すげえイライラしてきた。

ずっと見ていたことでひとつの工程だけは次に何をやるのか分かってきてたので、オレは行動を開始しました。

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全力ハンマー事件

ずんずん進んで勝手に作業に着手。

特に先輩に話かけることも、やっていいか聞くこともせずに作業を開始。

「触んな」と言われたけど無視。

うるせーよ。

という気持ちしかなかった。

そして今までガマンしていた分、力加減もよく分かんないのにおもっきしハンマーを振り下ろしました。

ところが。

全力で振り下ろしたせいで、解体して再利用するはずの部分が完全に破損。

聞いたこともない音とともに、

完全にぶっ壊れました。

もちろん、すぐさまリーダーや先輩たちがぶっ飛んできてめちゃくちゃ怒鳴られましたが…。

これまで無視されるかキレられるかしかしてなかったオレは、慣れてしまったのかなんとも思いませんでした。

名前もよく分からん人が周りでギャーギャー騒いでいるだけだもの。

オレはあやまることはせず言いました。

「やってみましたよ」

「分かんねーのに触んな!」

リーダーが怒鳴りましたが、

「やってみねーのだの触んなだの、オレはどうすりゃいいんですか?教えないから分かるわけないでしょう」

そう言うとリーダーと先輩たちは舌打ちをしただけでした。

おいおいなんか答えろよ…。

お前らの口は飾りか?

オレは心の中で、

ほらなるようになったで?

今後もやってやんよ。

という気持ちでいっぱいでした。

ジャストミート事件

『全力ハンマー事件』は結構大きな事件だったらしく、その日に本社から電話で怒鳴られているリーダーを見かけました。

リーダーが本社から何を言われたのかは分かりませんが、オレはなぜか特におとがめなしでした。

というか、舌打ちされてからリーダーたちとはなんも話してませんでした。

ちなみにこの時にはもう、オレは自分から話かけることはなくなってました。

どうせ返ってこないですからね。

世の中にはムダな努力があることを教えてもらった気がします。

そして休みをはさんでまた一週間の始まり。

職場に行くのはやはり憂鬱でしたが、

やれるだけやってやんよ。

という謎の気持ちで自分を奮い立たせました。

いつものように仕事が開始。

あの事件があったことで、何かしら誰かが教えてくれるかな?という淡い期待はありましたが、やはり何も変わらず無視されたまま。

あり得ねえな、せめて問題児を監視しなくていいのか?

…仕方ねえ、仕事するか。

この時すでに彼らにびびる気持ちはまったくなくなっており、オレはなんの迷いもなく行動を開始しました。

ひとつだけなんとなく工程の分かる例のハンマー振り下ろし解体現場に、先輩たちが近くにいないタイミングを見計らって突撃。

今回はゴムハンマーを使う工程だし、まぁ壊すことはないやろ。

そんなことを思いながら、前回よりもちょっとだけ力を抜いてハンマーを振り下ろしました。

ところが。

力の抜き方が分からなかったせいか、ゴムハンマーが手からすっぽ抜けて

飛びました。

そして少し離れた場所にいた先輩の頭(安全用ヘルメット)に直撃。

まるでコントのような見事なヒットでした。

幸い先輩にケガはなかったものの、またもや全員が集まってきて怒鳴りまくられました。

「すいません力加減が分かんなくて」

ちょっと危なかったので、今回は素直にあやまりました。

「教えてもらわなきゃやっぱ分かんないもんすねえ」

ついでにそう言ってみましたが、またもや舌打ちで終わりました。

その後

それからも教えてもらうどころか、初日からの無視はまったく変わらず。

なのでオレはその後も気の済むまで見て、実際にやってみるを繰り返しました。

全部書くとえらい長くなるのでハショりますが、いろんな事件がありましたね…。

何度も何度もいろいろぶっ壊して、怒鳴られて舌打ちされましたが、それにもすっかり慣れてしまいました。

本社から何か言われたら、本社に思いっきり文句を言ってやろうと思ってたけど意外にも特になし。

おかげで半年経つ頃には、誰からも教えられてないのに一通りひとりで仕事ができるようになってました。

ただ、仕事に対するやりがいは何も感じてはいませんでしたが。

そしてそれだけ経っても認められるどころか誰とも話もしてないし、まだ名前を知らない先輩もいました。

先輩7人しかいないのに。

ちなみに、その日の連絡事項が分からないとできない仕事がありましたが、リーダーはオレにだけ教えてくれないので、朝早く職場に行ってリーダーの机を物色して知るようにしてました。

今考えるとよくやってたなぁと思います。

今なら初日の挨拶の時点でブチギレてるな。

その後、一年半くらいで彼女を追っかけて山形に転勤しましたが、そっちの職場はとても人が良くてまさに天国でしたウフフ。

最後に

そんなわけでオレは『透明人間にされる』いじめにあいました。

なんというか彼らにとってはオレなんか必要なかったんだろうし、オレのあとに新人が入っても当然のようにすぐ辞めてたようです。

今どうなってるか知らないけど、これからも仲の良い仲間たちだけで部活のようによろしくやってたらいい。

いじめられはしましたが、オレはたまたまキレて先輩たちのことをなんとも思わなくなったので大丈夫でした。

だけど誰とも話さないでできる仕事なんてそんなにないし、今またあんな状態でスタートしろと言われたら耐えられる自信がありません。

就職する時に「簡単には辞められない」という気持ちは大事だと思うけど、職場が世界のすべてになってしまってはいけないと思います。

ある程度がんばってみないとやりがいも何も分からないとは思いますが、やるとこまでやって無理なら仕方ない。

仕事なんて、言ってしまえば飯を食うための手段でしかありません。

なのでそれが自分を、そして大切な人を苦しめるものでしかないなら、辞めてもいいんじゃないかなぁと思うんですよね。

そしてその決断は早いほど良い。

石の上にも3年とかいうけど、3年も試してムダだったら時間が超もったいねえと思います。

会社が一生面倒を見てくれるなら何があってもしがみつくってのも分かるけど、今は簡単に切られる世の中。

そんなとこに精神をギリギリまで削ってガマンして3年もいたって…

ハッキリ言ってなんにもなりません。

この会社の先輩たちに教わったことですが、どんなに努力してもムダなことは世の中に確実にあります。

いじめなんかが特にそうで、ムダな時間を使うくらいならさっさと別の場所に行った方がよほど有意義だと思います。

自分が悪いんじゃなく、ただその環境に合わなかったってだけの話だから。

どうがんばっても混ざれない輪なら、無理して入る必要はないんです。

入れる輪を探せばいいだけだ。

ただ、これだけは言っておきたいです。

「どんなに努力してもムダなことがある」とは言いましたが、その経験自体は決して、断じてムダにはなりません

努力した『結果』がムダだっただけで、その結果に至るまでの過程は次うまくやるための経験値になるからです。

今回の話で言えば、

「どうがんばっても混ざれない輪がある」

という経験値を得て、

「じゃあそんなもん混ざんなくていいや」

と思えるオレにレベルアップした感じです。

おかげで今現在は『こっちから願い下げ』というスキルを覚え、どうでもいい連中に気を使うこともエンカウントすることもなく、笑顔で超絶楽しく暮らしています。

ミクジン
ミクジン

何書いてんだこれ…

…だからこれからもムダに終わるかもしれないけど、怖がらないでやりたいことに努力して、たくさん失敗して経験値を稼ごうと思います。

その次には今よりちょっとだけレベルアップしてるはずだから。

分かんないことが世の中にゃたくさんあるから、おっさんになった今でもそんな感じです。

そんなわけで、クソしょーもない大人が新入社員たちを潰さない世の中になればいいのになぁと思います。

若いってのは、それだけでもう可能性の塊みたいなもんだもん。

可能性の邪魔すんじゃねーよ。

自分に合う場所で、いい経験ができるように祈ってます。

この会社にいるときの別の話

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