【レビュー】Switch『トライアングルストラテジー』は生きていく勇気をくれるタクティクスRPGだ

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ミクジン
ミクジン

寝ぐせの王様、ミクジンです

『トライアングルストラテジー』

この作品は2022年3月4日にスクエアエニックスから発売された、SwitchのタクティクスRPGです。

今作はマルチエンディングになってるんですが、ようやく真エンディングを見ることができました。

なのでこの記事では、真エンディングまでプレイした感想をネタバレなしで書きなぐりたいと思います。

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『トライアングルストラテジー』真エンディングを見るまでのプレイ時間

写真では50時間以上と大ざっぱですが、真エンディングを見るまでの実際の時間は53時間30分でした。

ただ、これには真エンディングを見るために2週目をプレイした時間も含まれてます。

1週目にじっくり物語を見てクリアした時間は40時間くらいだったので、それなりのボリュームがある作品だと思います。

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『トライアングルストラテジー』の良かったところ

プレイヤーが「なんとかしたい」と思うような重厚な物語

バトル時の選択肢

『トライアングルストラテジー』では、物語の中でたくさんの選択肢が出てきます。

この選択肢がなかなかに悩まされるものが多く、何気なく話しかけた街の人への返答ですら、ゲームの手を止めて考えることもあるほどです。

また、選んだ選択肢によって加入する仲間が変わったり、その後の物語をまったく別の方向に導いたりすることもあり、このゲームでは選択が重要な要素になっています。

そんな数ある選択の中でも、特に大きな選択をする時に重要な役割を果たすのが、今作の特徴的なシステム『信念の天秤』です。

信念の天秤

大きな選択を迫られた時、主人公は次に何をすべきか仲間たちと協議し、複数出た案の中から『信念の天秤』を使った投票による多数決を行い、進むべき道を決めます。

プレイヤーの進みたい方向になるよう仲間を説得することもできますが、仲間たちは自分の信念を強く持っているので、説得しきれないこともあります。

これは、プレイヤーの進みたい方向に進めるとは限らないことを意味します。

ひとつの道に傾く信念の天秤

そしてそれは同時に、仲間たちに自分の信念とは違う道を行かせることでもあります。

それゆえ結果次第では仲間同士で衝突したり、時には別れることになったりもする。

しかし進む道を決めるためには、『信念の天秤』をどれかひとつに傾かせないといけない。

その傾いた道が正解かどうかも分からないまま、仲間全員が納得しているわけでもないまま、進んで行かなきゃならない。

…なんだかこれ、現実の世界とすごく似てるなぁって思ったんです。

だからこそ自分のことのようにすごく悩んだし、どの方向に仲間を説得するかを考えるのに時間がかかりました。

そうしているうちに、気が付けば真剣に「なんとかしたい」と考えている自分がいました。

そして悩んで悩んで悩み抜いた先に、真エンディングがありました。

最初は「なんでこんなに悩ませるんだよ」と思ってたんですが、真エンディングを見た時にその意味が分かりました。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、そのルートに進めた時の達成感、そしてどこからか込み上げる熱い感情はかなりのものです。

もうなんつーか、「やられた」としか言いようがない。

それほどこの物語は重厚で見応えがあり、そして自分の生き方をも考えさせてくれる、素晴らしい作品だと思いました。

物語に没頭できるHD-2Dのグラフィック

グラフィックはHD-2Dが採用され、背景やキャラ、バトルシーンのエフェクトもとてもキレイだなぁと感じました。

しかしキレイなだけでなく、リアルな3D表現だとちょっとキツそうな残酷なシーンも、このグラフィックのおかげである程度は許容できるようになっている気がします。

『トライアングルストラテジー』は国同士の争いが物語の軸になっているので、どうしても血が流れる場面が出てきます。

そんな場面でこのグラフィックじゃなかったら、もっと印象の違うゲームになっていたかもしれません。

なので「物語に没頭できる」と言う意味でも、HD-2Dでよかったなと思いました。

戦略性と難易度が高いバトル

バトルは高低差のあるフィールドを活かした、位置取りがかなり重要なバトルになってます。

仲間同士で敵を挟むと同時に攻撃できたり、高所や後ろから攻撃するとダメージが上がったりしますが、敵側も同じことをやってきます。

また、行動順は各ユニットの速度によって決まるため、先を読みながら行動しないとすぐ命取りに。

その他に弱点属性などもあるので、考えることが結構多く、やりごたえがあります。

そして今作に登場するユニットは個性が強く、固有のスキルが多いのも戦略性を高めている要因だと思います。

出撃ユニットの選び方次第でも難易度が変わってくるので、「ここはあいつに頼みたい」という気持ちが生まれ、よりユニットに愛着が湧いてくるんですよね。

今作はバトルの難易度を物語の途中でも変えられるんですが、難易度は4段階あります。

  • Very Easy
  • Easy
  • Normal
  • Hard

しかしぶっちゃけ普通難易度のNormalですらかなり難しく感じました

そのくらいやりごたえのあるバトルですが、難易度で物語が変わることはないので、難しいのが好きな人から物語を楽しみたい人、気軽に遊びたい人まで、誰でも楽しめる作品になっていると思います。

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『トライアングルストラテジー』のう〜んなところ

バトルをしていない時間が結構多い

メインストーリーとサブストーリー

物語は主にメインとサブを行き来しながら進んでいきますが、バトルがなく、物語が進行するだけのものが結構多めになってます。

また、メインとサブの他に『挿話』という仲間キャラを深掘りしたエピソードもあるんですが…。

これもバトルがなく、見るだけのものになってます。

物語も挿話も内容はすごくよかったんですが、バトルがなく、物語を見ているだけの時間が少し多すぎるように感じたんですよね。

オレの体感的な割合でいうと、

物語 7:バトル 3

って感じです。

特に『挿話』は一気に10個くらい出てくることもあるので、全部見ると平気で1時間くらい経ってたりします。

物語もバトルもどっちも面白い作品なのに、バトルが少ないのはちょっともったいないなと思いました。

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まとめ:生きていく勇気をくれるタクティクスRPGだ

『トライアングルストラテジー』は戦略性の高いバトルと重厚な物語が楽しめる、とても素晴らしい作品でした。

特に物語には心に響くような言葉がたくさん散りばめられているので、ぜひ見てほしいなと思います。

アヴローラのキツいお言葉

時にはグサッとくるような言葉もありますが、いろんなことを考えさせられ、気付かせてくれる言葉たちです。

そんな感じで考えたり、悩んだりする要素が結構多いゲームなので、それが重いと感じる人もいるかもしれませんが…。

考え、悩んだからこそ、その先にある真エンディングへの道は、生きていく勇気みたいなものをくれました。

「何をゲームに大袈裟な」と思われるかもしれませんが、あえて言います。

『トライアングルストラテジー』は、生きていく勇気をくれるタクティクスRPGだ。

プレイできてよかった。

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