「自分らしさ」とは、「今ここにいる自分」のことだ

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ミクジン
ミクジン

寝ぐせの王様、ミクジンです

人間やってると何かのタイミングで、

「自分らしさってなんだろう」

って考えることがあります。

だけどいざ考えてみると、自分のことなのに、なかなかよく分からないのがこの疑問なんですよね…。

オレも若い頃に考えてみたことがあるんですが、その時にはまったく分かりませんでした。

だけど今は思うんです。

「自分らしさ」とは「今ここにいる自分」のことだと。

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初めて「自分らしさ」を意識した瞬間

今まで生きてきた中で「自分らしさ」ってものを初めて意識したのは、確か20代前半でした。

当時は仕事とプライベート両方で悩みがあって、なかなかに落ち込んでいた気がします。

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久しぶりに会った友達にも、悩みについては何も話していないのに、

「なんかあった?」

と言われるくらいだったので、そんくらい外から見ても落ち込んでたんだろうなと思います。

オレは当時あんまり悩みを人に話すタイプじゃなかったし、割とうまく隠せていると思っていたので、落ち込んでいるのがバレたのにはちょっと驚きました。

でもバレてしまったものは仕方がないので、その友達には悩みについて正直に話しました。

その時、友達にこう言われたんです。

「お前らしくないぞ。元気出せ

久しぶりに会った友達の、自分を励ましてくれているはずのその言葉。

その気持ちは本当に嬉しいし、悪い意味なんかこれっぽっちも込められていないはずなのに…。

オレはその言葉で混乱しました。

今の落ち込んでいるオレは、友達から見たらオレらしくないのか。

でも実際にオレは落ち込んでる。

じゃあ今のオレはなんなんだろう。

オレらしいってなんなんだろう。

これが生まれて初めて「自分らしさ」ってものを意識した瞬間でした。

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「自分らしさ」は常に変化していくもの

そのあと何度も何度も考えたけど結局「自分らしさ」がどんなものか分からず、もともとの悩みに混乱をプラスする結果になりました。

これはオレがひねくれ者だからってのもあるとは思うし、当時励ましてくれた友達には本当に「申し訳ねえ」と思うんだけど…。

今思えばオレが混乱したのは、

「自分らしさ」ってのは変わらないものではなく、常に変化していくものだから

だと思います。

久しぶりに会った友達にとっては、きっとオレは「昔会っていた頃のオレ」なんだと思います。

だけど会っていなかった期間もオレはいろんな経験をして、いろんなものに影響されて生きてきた。

そうやって更新されてきた今のオレはもう、「昔会っていた頃のオレ」のままではないのは間違いありません。

これはオレだけじゃなく、誰もがそうやって歳を重ねていくはずです。

同じ映画を見て昔とは違う感想を持ったり、嫌いだった食べ物がいつの間にか好きになっていたり…。

考え方や心の持ち方、好きなものや趣味だって、いろんなものに影響され、日々常に更新されていく。

他の誰かにとってのオレは「以前のオレ」

でも今いるのは「以前のオレ」じゃない

だから友達が言う「お前らしさ」ってものが分からず、当時のオレは混乱したんです。

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「自分らしさ」とは、「今ここにいる自分」のこと

「お前らしくない」と言われて混乱したオレは、その後さらに「自分を責めて余計落ち込む」という結果になりました。

落ち込んでいる自分に対して、

「こんなんじゃだめだ」

「情けねーなオレ」

とか思ってしまったんですよね。

だって悩んで落ち込んでいるオレは「自分らしくない」わけで、そんな今の自分はただのダメなやつでしかないわけです。

だけどそれは本来の悩みの解決法を考えているわけではなく、ただただ「悩んでいる今の自分はダメなやつ」と思っているだけ。

「本来の悩み」というマイナスに、「自分はダメなやつ」というマイナスを足しただけ。

マイナスが膨らんだだけです。

本当は、友達の言う「お前らしさ」なんてものは考える必要も探す必要もなかったんです。

なぜなら、

「悩んで落ち込んでいる」ってのが「今のオレ」の本当のところ

なんだから。

ただ素直に認めればよかったんです。

「これが今の自分なんだ」と。

そしてそんな自分を、少しだけ許してあげればよかったんだと思います。

だって仕方ねえじゃん。

悩んじゃったんだもん。

それが今の自分なんだもん。

そうすればきっと、余計なマイナス感情でさらに落ち込むこともなく、悩みを解決できる方法を考えることに専念できたんじゃないのかな。

そんなふうに考えた時、あんだけ探していた「自分らしさ」の正体がやっと分かった気がしました。

「自分らしさ」とは、過去の自分でも未来の自分でもなく「今ここにいる自分」のこと。

探す必要なんてない。

答えは簡単だったんだ。

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「自分らしく生きる」ために

人は生きている限り、常にいろんな人やものに影響されて生きています。

「性格はなかなか変わらない」なんて言葉もあるけど、経験や知識を重ねるごとに少しずつ、だけど確実に人は変わっていきます。

オレなんかマンガのセリフに感動してすぐ考え方が変わっちゃうし、映画を観てなんか知らんけど涙が出て心が洗われちゃうし、よく考えたらすげえ簡単に更新されてます。

そうやって自分が今感じたことを、そのまま素直に受け入れることができている時が、

本当に「自分らしい」と言える瞬間

なのかなと思います。

今自分が嬉しいことも、楽しいことも、悲しいことも、落ち込んでいることも、苦しんでいることだって。

それらを感じているのは間違いなく「今ここにいる自分」だから、「こんなん自分じゃねえ」とか言って否定しても仕方ないんです。

それが自分そのものなんだから。

だから「今ここにいる自分」の声に耳を傾けて、素直に受け入れてあげるだけでいいんだと思います。

だって嬉しい時に笑ってたのも、悲しい時に泣いてたのも、落ち込んだ時にしょんぼりうつむいてたのも。

なんなら怒りのやり場がなくて枕にパンチをぶち込んだことだって、自分のことだから全部全部まるっと知ってるんだぜ?

だけどさ、どうにかしようと必死でがんばっていることだって、やっぱり知ってるんだ。

うまくできないのはもどかしいけどさ、それは自分が一番よく分かってるはずなんだ。

だからあんまり自分を責めんな。

今はちょっとしんどいけどさ、絶対そのうち大爆笑してやろうぜおらあああ!!

ミクジン
ミクジン

………

ちょっと途中から何言ってんのか、自分でもよく分かんない感じになってきたけど…。

受け入れたうえで、たまにゃ自分を許してあげるぐらいがちょうどいいんじゃないかなぁ。

悪いところだけじゃなく、良いところもあるって本当は知ってるはずだもん。

これからもいろんなことが起こるだろうけど、「今ここにいる自分」ってやつは最後の最後まで、やっぱりここにいるはずです。

いろいろ重ねたその時の自分が一体どんなやつなのかは分からないけど、

ミクジン
ミクジン

いるもんは仕方ねえから仲良くしてやっか

と思う今日この頃です。

自分らしく生きるために。

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