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寝ぐせの王様、ミクジンです
2022年5月末。
オレは約3年半非正規として勤めた会社を、とある出来事があって辞めることになりました。
特に会社に不満があったり、人間関係に問題があったりしたわけでもないんですが…。
「辞めるか続けるか」の選択肢を迫られて、「辞める」方を選んだような感じです。
人生ってほんと、いつ何が起こるか分かったもんじゃないなぁと思います。
「急に仕事を辞めて不安じゃないの?」
と聞かれれば、将来のことに関して確かにちょっとした不安はあります。
でも同時に思うんですよね。
この世には安定したもんなんかないから、どこで何してたって、不安は尽きないんだろうな。
仕事を辞めることになったきっかけ
仕事を辞める直接のきっかけになったのは、2022年3月16日に起きた福島県沖地震です。
この地震でオレの住んでいる場所は震度5強を記録し、勤めていた会社の建物や現場がグチャグチャになりました。
いろんな物が散乱してるのはもちろんのこと、壁が剥がれて中身が出ていたり、空調を釣っている金具が折れていたり、どう見ても仕事ができる状況ではありませんでした。
これまでも何度か大きめの地震があったので、だいぶ建物にダメージが溜まってたんだと思います。
しかし仕事ができなくなってはまずいので、どうにかして再開しなくてはならない。
会社の判断はこうでした。
他の営業所の空きスペースに現場を移転し、仕事を継続する。
だけどこの判断には問題がありました。
それは、
「移転先の営業所の場所がかなり遠いので、通えなくなる(辞めざるを得ない)従業員が多数出てくる」
ということ。
うちの会社はほぼ9割が非正規で、しかも小さな子供がいる奥様方や、親の介護をしながら働いてる人なんかがたくさんいます。
通う場所が遠すぎれば、辞めざるを得ない人が出てくるのも仕方がないことです。
会社もそれを分かったうえでの苦渋の決断だったのですが、ある日こう言われました。
「6月から移転先での仕事がスタートします。申し訳ありませんが、それまでに辞めるか続けるかを決めてください」
オレが仕事を辞めた理由
同僚たちが「どうしよう」と迷う中、オレはまったく迷いはありませんでした。
そもそもストレスを減らすためにこの非正規での仕事を選んでいたわけだし、それゆえ仕事をいつ辞めてもいいような心構えもしていました。
おまけにうちの会社は最低賃金ギリギリの給料しか貰えないので、代わりの会社はいくらでもある。
まさか地震の影響で辞めるとは思ってなかったし、慣れ親しんだ同僚と思わぬ形で別れるのは確かに寂しいけど…。
通勤に1時間30分もかかるような場所に通うつもりは、これっぽっちもありませんでした。
なのでまったく迷うこともなく、オレは有休を消化して5月末で辞めることにしました。
好きなことで生きていけるかチャレンジ
さて仕事を辞めて「次はどんな仕事をしよう」と考えたのですが、ある日突然、ふと思ったんです。
もしかしたらこれは、「チャレンジするチャンスだぞ」という神的な誰かの思し召しなのでは?
こんなふうに簡単に辞めることができたのは、「いつ辞めてもいい」という心構えだけじゃなく、会社の給料の他にブログなどの収入があったおかげ。
そんなら今から新しい仕事を探すんじゃなく、今やってる大好きなブログとかで暮らしてみるのもありなんじゃない?
そう思ったオレは、毎日ブログなどをやって暮らしてみることに決めました。
簡単に言えば、
好きなことで生きていけるかチャレンジ
みたいなことをやろうと思ったんですよね。
仕事辞めて、今までやりたくてもやれなかったブログのリライトをやりまくってたんだけど…
— ミクジン@ブログ『ミクジログ』中の人 (@MIKUJILOG2198) May 11, 2022
お昼寝してしまうな!
お昼寝最高だぜおらぁああああ! pic.twitter.com/BjhvilFJkf
ついに雨降りでもウォーキングするようになっちまった
— ミクジン@ブログ『ミクジログ』中の人 (@MIKUJILOG2198) May 12, 2022
こんなに楽しいのはきっとDQウォークのせい#ドラクエウォーク pic.twitter.com/CAOSfLX0ae
おかげで超楽しい毎日です
この世に「安定」などない
…まぁ自分でもちょっと思います。
41歳独身で一人暮らしのおっさんがいい歳こいてなに言ってんの?
会社に務めず、ブログなどで安定した収入を得ていくのは難しいことだと分かってるので。
だけど「安定してる」「ずっと続く」と思ってたもんがある日突然簡単に崩壊することなんて、いつでも誰にでも起こるんですよね。
最近でいえばコロナ問題もそうだし、東日本大震災も経験したし、正社員で勤めてた会社が突然廃業したこともあったし、死ぬまで一緒にいると思ってた彼女を失ったりもしました。
『東日本大震災の記録』当時仙台でデイサービスに勤めていた自分の体験
『人生で初めて結婚したいと思った彼女。その出会いと別れ①』不思議な告白
『結婚しようとしていた彼女に浮気された話①』その証拠は見つけたくなかった
だから思うんですよね。
この世に「安定」などないと。
同じような毎日だと思っていても、これがずっと続けばいいなと思っていても。
実は常に自分も周りも変化していて、同じ毎日どころか、今のこの瞬間が二度と訪れることはない。
本当は「安定してない」のに、「どちらかといえばこっちの方が安定してる」と信じたいだけなのかもしれません。
しかしそうやってるうちに信じすぎてしまうと、その安定を失った時、ダメージが大きすぎてどうしようもなくなり、心が壊れる原因にもなります。
ずっとこの会社にいれると思ってたのに。
ずっと君と一緒だと思ってたのに。
なんにもなくなった。
なんで自分ばっかりこんな目に?
もうどうでもいい。
かつて自分はそうなってしまったので、今はもう「安定」など信じないようになりました。
仕事に関して言えば、「安定してる」とかいう噂がある正社員にはならず、自ら非正規を選んでたのはそういう理由です。
自分は「安定」など信じてないし、正社員になる「必要」もなかったから、気楽な非正規を選んでいたわけです。
だから今回も、根拠のない「安定」よりも「自分がやってみたいこと」を優先してみようかなと思ったんです。
不安定を受け入れて、楽しい方をでっかく
とはいえ今回の選択をして、
「この先どうなるかなー」
というちょっとした不安はあります。
オレは過去に大事な選択を間違えたことがたくさんあったし、それでどん底まで精神が落ちたし、もう40歳だし、独身だし、適当だし…。
だけど同時に思います。
迷いなく今回の選択肢を選べて今超楽しいのは、過去にいろいろあったおかげと、それを乗り越えた自分がいるから。
正解は今だに分からんけど、やっぱオレはオレでよかったのかもしれないな。
たぶん昔の正社員だった頃のクソマジメなオレが地震の影響で現場が移転するとなれば、どんだけ遠くても必死こいて毎日通ってストレスMAXだったはずです。
そのうえ残業して帰って寝る時間が少なくても、クラクラしながら仕事をしてた。
「その方が安定してる」って信じてたし、それが自分にとって必要かどうかはともかく、「なんか世間的には正しいんだろうな」と思ってたからです。
だけどその「安定してる」状況も、実際にはどこまで続くのかなんて誰にも分かりません。
「この先どうなるのかなー」と思いながら心も身体も疲れ果て、なんのために働いてんのか分かんなくなってただろうと思います。
いや、なってた時期あったな。
同じ「この先どうなるのかなー」なら、今回みたいに超楽しい方を選んだ方が絶対にいいと思うんですよね。
だってどっちにしろ思うんだもん。
だからちょっとした不安はありますが、それ以上に楽しいから、「好きなことで生きていけるかチャレンジ」をしばらく続けてみようと思います。
どこで何してたって、この世にゃ安定なんかないから不安なことは尽きません。
そんなら不安定を受け入れて、不安よりも楽しい方を超でっかくしてやるぜぇえええ!
ふははははははははは!!
ああ…やっぱりオレってサイコ…