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寝ぐせの王様、ミクジンです
この記事は、オレの心に響いたものを勝手に紹介して書きまくるワガママシリーズです。
今回は藤田和日郎さんの漫画『からくりサーカス』の登場人物で最古のしろがね、ルシール・ベルヌイユの言葉です。
考えているうち…たっぷりあったはずの時間は過ぎてゆく…。
この巻で自動人形ドットーレと戦ったルシールは、敵を倒すことに成功したものの、取り返しのつかないダメージを受けて倒れます。
そして自分の時間の終わりを悟ったルシールは、泣き崩れるミンシアに言いました。
「時間切れさ…」


時間は過ぎていく
30代も中盤戦に入ってなおさら思うけど、時間が経つのはとてつもなく早いです。
もう一年なんかあっという間。
今年も半分過ぎたなーなんて思っているうちに気が付けば年末だったりして。
時間は何かしてても、何もしてなくても勝手にどんどん過ぎていってしまいます。
そして人間にはタイムリミットがある。
オレたちは必ずくる『終わり』に向かって旅を続ける存在なのかもしれません。
これまではそんなこと考えもしなかったけど、ルシール先生のおかげで気付けたような気がします。
最近の自分はたぶん、クレヨンがどこにいったか分からなくなってしまって、探しているうちに画用紙までなくしてました。
探しても探しても見つからないから、もう探すのも嫌になって、見つけられなくてもいいやってなって、早く『終わり』がくることばかりを望んでいた。
でも違ったんですよね。
クレヨンも画用紙も、いつでも側にあった。
ただ何を描きたいのか分からないから、見えないフリをしてただけだと思います。
描こうと思えばいつでも描けたんだ。
だからこうしてやっとこさ見つけたクレヨンを持って、少しずつ描きはじめました。
描きたいものが描ききれるかは分からないけど、それでもきっと、描いてさえいれば後悔はないと思います。
だって自分で決めて一生懸命に描いた絵だし、それまで頑張って描いてきた自分を誉めてあげれるもの。
必ず人には終わりの時間がやってきます。
それがいつ来るのかは分からないけど、その時がくるまでは、自分の手で夢中になって描いていきたい。
オレのプロフ絵みたいに、誰にもキリンの絵だって思われなくても、自分がキリンだって知ってればいいんじゃないかなぁ。
描きたかったのは、自分なんだから。