【心に響く歌/感想】くるり『奇跡』気付かないような隙間に咲いた花に、いつか気付ける時がくる

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ミクジン
ミクジン

寝ぐせの王様、ミクジンです

この記事は、オレの心に響いたものを勝手に紹介して書きまくるワガママシリーズです。

くるり『奇跡』

この曲は2011年6月1日にリリースされ、映画『奇跡』の主題歌や『チオビタドリンク』のCMソングにもなっていました。

初めて聞いた時に泣いてしまったのを覚えているんですが、それから今まで、何度も何度もこの曲に助けられたような気がします。

これから書くことはたぶん、オレの勝手な解釈だとは思うんですが…。

今回はくるり『奇跡』を聴いて思ったことを書きなぐります。

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どうか涙を溜めておいて

人ってのは不思議な生き物で、自分と他人を比べて見てしまうことがよくあります。

そして時には楽しそうに笑っている人や、幸せそうにしている人を見てうらやましく思ったりもする。

この曲を初めて聴いた時のオレがまさにそうで、当時はとある出来事のせいで精神的にどん底にいたせいか、自分以外の周りすべてがうらやましくて仕方なかった。

だけどいくらうらやましいと思ったところで、自分にないものはどうしようもありません。

どうしようもないのに「うらやましい」と思ってしまう心は止められず、ただ苦しさだけがある毎日。

神様ほんの少しだけ

絵に描いたような幸せを

分けてもらうその日まで

どうか涙を溜めておいて

くるり『奇跡』

あの時は本当に心が不安定で、仕事に行こうとしてるだけなのに身体が動かなくなったり、意味分かんないけど涙が止まらなくなることもありました。

そんな弱っちい自分が嫌いだったし、「ちゃんとしなきゃ、ちゃんとしなきゃ」とわけも分からずひとりで必死だった気がします。

神様がいるんだとしたら、この意味の分からない涙を止めて欲しかった。

だからかなぁ。

この曲を聴いた時、なんだか分かってもらえたような気がしたんです。

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気付かないような隙間に咲いた花

退屈な毎日も

当然のように過ぎてゆく

気付かないような隙間に咲いた花

来年も会いましょう

くるり『奇跡』

歌詞にもあるように、退屈だと思う毎日も勝手にどんどん過ぎ去っていきます。

それはあんなに落ちていたオレにとってもやっぱり同じで、あっという間に時間が過ぎ、気が付けば笑えるようになっていました。

当時は「自分にはもう何もない」なんて思ってたけど、今考えてみれば、それはただ見えなくなっていただけのように思います。

本当はあったんだ。

だって今は移りゆく雲を見るだけでワクワクするし、コンビニに新しい駄菓子があったら絶対買っちゃうし、風呂から上がってサッパリしただけでテンション上がって踊ってるんだもん。

当時だって同じようなものは周りに転がってたはずなんだけど、ただ気付けなくなっていただけなんだと思います。

だから「気付かないような隙間に咲いた花」はどんな人だろうと必ず近くにあります。

もし今は気付けなくても、いつか気付ける時が必ずくるはずなんだ。

オレなんか今じゃ、自ら隙間に身体をねじ込んで花を探しに行っちゃってます。

だから今なら言えるんだ。

「来年も会いましょう」

って泥だらけになってても。

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どこへでも行けるよ

さぁここへおいでよ

何もないけれど

どこへでも行けるよ

少し身悶えるくらい

くるり『奇跡』

人間やってりゃ「自分にはない」ものをうらやましく思うこともあります。

それで時には落ち込んじゃうし、意味不明に泣いちゃったりもするんだけど…。

でも同時に、「自分にしかないもの」だって必ずあることを忘れちゃいけないと思います。

そりゃたまに見えなくなることもあるけれど、実はたくさんあるんです。

身体をねじ込んで探さなくたって、ちょっと立ち止まって周りを見るだけで、

「こんなにたくさんあったんだ」

って気付くくらい。

それは他の誰かから見たら「何もない」と思うものかもしれないけど、オレは今たくさん持ってます。

だからどこへでも行ける。

もしかしたらまたどん底になるかもしれないけど、もう持ってるのは知ってるから大丈夫。

また全部失くしたとしても、周りを探せばいいだけなのは知ってるから大丈夫。

だからもう、絶対に意味も分からず泣いてなんかやらねぇ。

もう「溜めといて」とか言わねえ。

泣く時は自分の意思で、ガマンなんか一切せずに思いっきり泣いてやるんだ。

この曲に出会えて良かった。

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