
寝ぐせの王様、ミクジンです
2019年の最後の日、大晦日。
約2年前に、浮気されたことが原因で別れた元彼女からLINEがきました。
ブログには書いてないものもあったけど、そのあと何度か『ヨリを戻したい』と言われたことがありました。
浮気してオレと別れたあと、浮気相手とはすぐに同棲したらしいのですが、そんなに時間も経たずに別れたそうなんですよね。
まぁ別れたあとも浮気相手は引っ越す金がなくて、1年くらい同棲を続けたらしいのですが、その話は今回は置いといて…。
2019年の大晦日に、元彼女からきたLINEはこんな感じでした。
内容はこちら⬇︎

…え?
あまりに意味が分からず返信してみると、その返答にいろいろとびびりました。
LINEの意味
わけが分からないので返信してみると、彼女が言いたかったのは、
『婿になれない?』
という意味だったみたいです。
何度か『ヨリを戻したい』と言われて断っていたのに、それを飛び越えていきなり婿って…。
何がどうしたやねん。
「こいつ大丈夫か」と思いながらも話を聞くと、あんなことを言ってきたのは実家の事情によるものだったそうです。
彼女の実家は今、両親とばあちゃんと妹の4人暮らし。
なんか知らんけど家族仲がギクシャクしていたらしいのだけど、妹がクッションになることでまぁまぁうまくやってたんだとか。
ところがその妹が、家を出てひとり暮らしを始めると言い出した。
そうなると実家がどうなるか心配なので、自分が実家に戻って一緒に住もうかと思っているそうでした。
彼女の実家は秋田。
戻ってしまえば、仙台にいるオレとはおそらくもう会えない。
だからたぶん、これが最後のチャンスだと思ったのかもしれません。
子持ちとはもう終わったのか?
これまで何度か断っていたオレだけど、なんとなく、よく分かんないけど少しだけ心が揺れました。
もちろん婿に入る気はまったくないんだけど…、なんと説明していいか分からない気持ちになった。
そして気付いたら、こんな返信をしていました。
「ちなみに今、他に男はいるのか?前に言ってた子持ちとはもう終わったのか?」
なんでそれを聞いたのか自分でもその時は分からなかったけど、彼女が前と…浮気してた頃と変わったのかどうか知りたかったんだと思います。
ちなみに『前に言ってた子持ち』とは、今現在、彼女の息子が通う塾の先生のことです。
なんでそうなったのかはよく知らんけど、そのバツイチで子持ちの先生と相談したり飲んだりする仲になり、
「結婚を前提に付き合いたい」
そう言われて困ってると、彼女が前に突然言ってきたことがあったのを思い出したんです。
自分が浮気したせいで別れたオレに対して、なぜその話をしだしたのか…。
彼女の話を聞いて、なんか『あの時』と似てんなぁと思いました。
前に『職場の上司』と浮気に発展し、オレを裏切った彼女。
その時、浮気が発覚する前にも、
「結婚してくれって言われてる」
と謎の告白をしてきました。
あの時とクリソツすぎて、
「またそいつともすでにそれなりの関係になってるんじゃないの?」
としか思えなかった。
ヨリを戻したいんなら、そんな関係は終わらせてからの方がよくないか?
そう思ったのも当然ですよね。
あの時はすでに、それなりの関係になっちゃってたんだから。
それなりっていうか…知らんうちに子供まで作ろうとしてたんだよなぁ。
そんなわけで、「婿に入らない?」と言う彼女に質問してみたわけです。
さすがにあの頃とは違うよね?
関係が終わってるから「婿に入らない?」とか言ってるんだよね?
そんな意味も込めて。
相談し合う仲かな
「ちなみに今、他に男はいるのか?前に言ってた子持ちとはもう終わったのか?」
彼女は言いました。
「相談し合う仲かな」
…………。
…続いてんのかああい!
そんなに正直に言うかね…。
まぁ…何かを期待していたわけではなかったんだけど、あまりにも正直に言うのでちょっとびっくりしました。
「なんだまだ続いてんじゃん」
びっくりして聞くと、返ってきた返事は、
「塾の先生だからね」
そうですか…だめだこりゃ。
なぜかこの時、ドリフの最後のセリフが頭に浮かびました。
やっぱこいつは変わってねえんだなぁと思った。
ぶり返す感情
「そっかー。オレ、もうそういうの無理だからさ。浮気に繋がりそうなもん全部無理」
こんなこと言うまでもないとは思ったんだけど、思わずそう返信しました。
「うん。あたしがわるい。分かった」
少し間があって返ってくる返事。
この時なぜか、思い出したくもない、忘れていたはずの『あの時の感情』が少し蘇ってきてしまった。
「そんなんでよく元に戻りたいとか言えたな。なんも変わってねーじゃん」
「相談相手の男なんて、絶対恋愛とか体の関係に発展するからなぁ」
「お前に関しては前科があるから、そういうのがあるんなら絶対戻るのは無理だよ、分かるだろ」
気が付いたら畳みかけてた。
「うん」
「あの時のことは許すけど、なかったことにはできないんだからな。信用したくてもできないじゃんよ」
「うん」

こいつ「うん」しか言わねえええ。
…そこで返信するのをやめました。
なんというか、当時の怒りや悲しみや絶望が蘇ってくるようで、胸が少し苦しかった。
もうあんな思いはごめんなはずなのに、嫌な記憶は、小さくはなってもやっぱり消えてはくれないみたい。
最後に
最後の方は昔の感情を思い出しちゃってぶちまけ気味だったけど、オレはもう彼女を許してました。
そりゃ人間やってりゃ間違うことだってあると思います。
オレだってだいぶ間違えた。
でも間違いに気付いて、認めて、修正できれば、『間違ったおかげ』で前より良くなることだってある。
今のオレがそうだから、あの時あんなことがあった『おかげ』で今の自分があるからそう思う。
だからもう許してます。
だけど許すってのは『なかったことにする』ってことじゃない。
そこに気付いて欲しかった。
『なかったこと』にして同じことを繰り返してたら、やっぱり同じことにしかならないんだから。
おかげでちょっとあん時の気持ち思い出しちゃったじゃねえかこらっ!
ふう、落ち着いた。
あれから、今のところはなんの連絡もありません。
別れてから丸2年が過ぎて、まさかこんなやり取りがあるとはなぁ。
彼女がこれからどうするのかは分からないけど、もう同じことを間違わないで楽しく暮らしてくれればなぁと思います。
つーかまず間違いに気付け!
あと子供は幸せにしなきゃだめだぞ!
聞いてっかこらっ!