『結婚しようとしていた彼女に浮気された話③』2度目の裏切り

寝ぐせの王様、ミクジンです。

前回は彼女ともう一度やり直すことを決め、子供に許可をもらって同棲を開始したところまで書きました。

それではつづきを。

彼女からの重大発表

同棲を始めてもうすぐ1ヶ月。

もう一度やり直すと決めたものの、相変わらずまったく眠れない日々が続いていました。

彼女はまだ会社を辞めていなかったので、毎日浮気相手と一緒にいるんだと思うと、心がどうにかなってしまいそうだった。

彼女が家にいる時もスマホをいじっているだけで不安な気持ちになるし、一瞬たりとも胸の苦しみが和らぐことはありませんでした。

これはたぶん、浮気された側じゃないと分からない苦しさだと思います。

好きな人に裏切られた気持ち、でもまだ好きだから信じたい気持ち、だけど信じられない気持ち、そしてそんな自分を責めるような気持ち。

いろんなものがゴチャゴチャに混ざり合って、ずっと頭の中でぐるぐると回っていました。

そんなある日。

彼女から話があると言われました。

それはさらに頭の中がグチャグチャになるような、さらに胸の苦しさが増すような内容でした。

「妊娠してるかもしれないの」

彼女は最初にそう言いました。

48歳の所長と浮気し、結婚してくれとまで言われていた彼女。

それだけかと思っていたら違いました。

相手に「子供を作ろう」と言われ、『子供ができてしまう行為』をすでに何度かしてしまっていた、ということでした。

簡単に言うと中出しですねハイ。

いやもう最悪の話でしたわ。

だから最初にすべてを聞いておきたかった。

最悪の話を少しずつ小出しにされるのが、どれだけしんどいことか。

「なんでそんなことまで?」

心臓をワシ掴みにされてるような痛みを感じながら、なんとか聞きました。

「ごめん、勢いで…」

「はあ?」

その言葉に呆れてしまった。

彼女は昔から「勢いは大事」という言葉をよく使っていました。

ある程度考えてから行動するオレは、彼女からすれば慎重すぎるように見られていたのかもしれない。

それは結婚にしても、子供を作ることにしてもそうだと思う。

でもよく考えて?

あなた、前の旦那と付き合って1ヶ月で子供作って速攻結婚したけど、すぐに後悔して離婚したって言ってたよね?

その時も同じで「できちゃった」じゃなく、「勢いで作っちゃった」そうだね。

相手のこともまだよく分からないまま、付き合いも浅いまま勢いで…。

また同じ失敗を繰り返すの?

バカなの?

いや浮気な分、前よりひどいな。

「勢いは大事」って、「バカなことを繰り返そう」って意味なの?

「それでどうすんの?子供できてたら」

この時は苦しさに加え、怒りと呆れが入り乱れて自分の心臓の音がうるさかった。

「…生みたい」

「じゃあオレとはやっぱり別れて、浮気相手と一緒になりたいってことか?」

「違う、好きなのはあなたなの」

「はあ?」

意味が分からなかったけど、よくよく聞いてみるとアホみたいな考えだった。

浮気相手との子供だけど、できてしまった子供をおろすのはかわいそうだから生みたい。

でも好きなのはオレ。

だからオレとの間にできた子供ということにして周りにも話をし、結婚してほしい。

オレに、自分の子供だと思えと?

周りにも嘘を付いてそう言えってか。

ここまで頭の中がお花畑だとは思わなかった。

「それは無理だ」

オレはハッキリ言った。

「生まれてくる子供はお前の『裏切りの証』なんだよ。その子を自分の子として愛していけるかと言われたらたぶん無理だ」

ここで勢いで「分かった」と言ったとしても、それに責任なんか持てるわけがない。

どうがんばっても「裏切りの証だ」という事実は変わらないし、自分にも子供にも周りにもずっと嘘を付いて生きていくなんて、耐えられるかどうか分からん。

オレにこの先、一体どれほどのことを耐えろっていうんだ?

浮気されただけでもう死にそうなのに。

だから「勢い」だけのやつは嫌いなんだ。

やってから考えるのはいいけど、結果に自分で責任持てないのにやるんじゃねーよ。

「やっぱり…そうだよね」

「そりゃそうだ。簡単に分かったなんて言えないよ。何も知らないで生まれてくる子供もかわいそうだ。お前一度同じ失敗してるだろ?よく考えろ。オレと一緒になりたいなら、かわいそうだけどおろさないと無理だ。その子を愛していくことに責任なんか持てない

言いながらいつの間にか涙が流れていた。

なんなんだこれ。

「…分かった」

その日はそれで話を終えました。

さて振り出しに戻ったぞ。

もう寝れるわけないよ…まったく。

再び疑ってしまった夜

あれから2日ほどたった日の夜。

彼女は夕飯の後におにぎりを作っていた。

どことなく上機嫌な雰囲気がありました。

次の日彼女は休みで、オレは仕事。

子供は夏休み中でした。

「そのおにぎりどうしたの?」

オレが聞くと、彼女は言った。

「明日のあなたのお昼にと思って。それと明日は休みだしのんびりしたいから、あたしと子供のお昼用に」

「えー、ママ明日休みだったの?」

子供がビックリして聞いた。

その瞬間、なんとなく彼女が「しまった!」という顔をした気がした。

休みの日のために、前の日食べ物を準備することなんか初めてだ。

それに、あんな話をして2日くらいで機嫌が良いのはなぜだろう?

子供に休みの話をしてなかったのはなぜ?

あの「しまった!」みたいな顔は?

「そうか」

なんとなくひっかかるものがあったものの、その時はそれだけ言いました。

だけど、その後もやはりひっかかることが。

スマホをかたときも手放さない。

やり直すと決めて以来、またほったらかしだったはずのスマホを今日はなぜ?

誰かとメールのやり取りをずっとしているが、オレが近づくと画面が見えないように動いているような気もする。

オレは聞いてみました。

「明日はどこかに出掛けたりしないの?」

「たぶん引きこもってるよ疲れてるし」

彼女はそう言ったけど…。

オレはもう完全に疑ってましたねこれ。

おにぎりは子供のお昼用。

自分は子供をほったらかしにして、浮気相手と会おうとしてるんじゃないか?

その考えを今ぶつけても仕方ないので、とりあえず心にしまっておきました。

明日、午前中で早退してみよう。

もしお昼に子供がひとりでいて彼女が出掛けていたら、たぶん間違いない。

なぜかそんな確信があった。

そうじゃないことを祈りながら、何か嫌なものが心の底から湧き上がってくるのを感じました。

もうこれ以上、自分の好きになった人が最悪のやつだと思いたくはなかった。

2度目の裏切り

次の日は普通に仕事に出たもののまったく集中できず、予定通り午前中で退社しました。

彼女への疑いを晴らすため。

でももし間違いじゃなかったら、すべてを終わらせるためです。

二度目の裏切りは無理でしょ。

もう信用できるわけがない。

心臓がバクバクするのがうるさかった。

オレはお昼頃にアパートに戻ってみました。

…やっぱり、家には子供ひとりでした。

「お母さんどこ行ったの?」

「なんか休みだし、ブラついてくるって言ってたよ。夕方には帰ってくるって」

あ~あ。

彼女は休みの日にあてもなくブラつくような人ではない…もう確実だな…これ。

でも待て。

友達と買い物でも行ったのかもしれん。

それはよくある。

まずメールしてみよう。

うん、確かめてから落ち込もう。

『今、◯◯ちゃんとラーメン屋だよ』

彼女からはそうメールが返ってきた。

オレも知ってる女友達の名前が。

『じゃあさ、その子と2人で写真撮って送って』

彼女は最近髪を切っている。

だから今現在の写真じゃなければすぐ分かる。

2人の写真を送れなければ嘘を付いている、ということになる。

嘘付いて会うってことは、そういうことだよね?

電話じゃなくメールを送ってみたのは、この展開を狙っていたからだ。

彼女がどんなウソを付くのか、オレにはなんとなく分かっていた。

頼む、今現在の二人の写真を送ってくれ。

しかし、少し時間を置いて彼女から返ってきたのは、

『なんで写真見たいの?』

なんで?

まさかそれが分からないくらい、自分のしたことを忘れてるのか?

『疑いを晴らしたいからだよ。悪いけど、頼む』

オレは返した。

そこから次の返事までは長かった。

待っている間、自分の心臓の音が世界の何よりもうるさくて、苦しかった。

そして、やっときたメールにはこうあった。

『ごめん正直に言う。今彼といた。もう別れよう、苦しい』

あ、そうですか。

メールを見た時、予想通りすぎてもうほんと上の画像みたいな感じでした。

逆に笑っちゃうよねこれ。

いい絵を描いてたもんだなあ。

この時、今までのすべてが崩れ去りました。

苦しい?それはこっちだよ。

1度目はオレにも悪いところがあったよ。

でも2度目は違うよね?

お前、ただのクソ野郎だよ。

のらりくらりとその時都合のいい男の方に行ったり来たりしてさ、問題抱えてんのによく上機嫌になれるよな。

子供ほったらかして何やってんだてめえは。

…ごめんなさい、あと1回だけ続きます。

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